マーフォークで島渡り

マーフォーク考察録 思ったことをつらつらと

Secret Lair の価値考察

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「戦争であろうとなかろうと、支払い期限はいつも通りだ。」

 

~募金取り~

 

 

ここのところ新弾、secret lair連発とウィザーズさんの集金が半端ないです

まぁ買う買わないってのは個人の自由なのですが、コレクターの方には辛いですよね

 

「Secret Lair Summer Superdrop」

バンドルで購入すれば対抗色フェッチランドの絵柄違いがついてくることで注目を集めてます

https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034015/

 今回はほぼ毎シリーズ購入している経験者として、Secret Lairに興味を持たれ、金額感、そのシリーズ推移が追えていない方向けに書いております

 

この記事ではこの商品の金銭的価値について、

①Secret Lair Summer Superdrop の収録内容単体

②過去製品の現行付け値

から見ていきたいと思います

(「こう購入しよう、これを買おう」という意見文ではありません…あくまでご参考まで)

 

 

①Secret Lair Summer Superdrop の収録内容単体

 

バンドルでなく、個々で購入される分については自身のコレクション目的が多いと想定されるため、今回はバンドルでの考察とします

 

まず定価ベースで全体の金額が169.95ドル≒18,500円(2020年5月末レート)、

購入数量によりますが、過去経験でバンドル3セットで10,000円、関税約4,000円等見て

バンドル1セット辺り23,000円ほどになります。

 

目玉のフェッチ(英)の値段が○れる屋価格で

霧深い雨林:11,000円
沸騰する小湖:8,500円
新緑の地下墓地:7,500円
乾燥台地:3,200円
湿地の干潟:3,200円

フェッチの金額期待値:6,680円

になります

 

ネット最安価格で見ても、期待値約6,000円ほどになることから、

バンドルで購入すれば単純に6,000円のアドorSecret Lairフルセット17,000円ほどでの入手と考えることができます

もちろん特別な絵柄なのでより大きな価値が付くことは間違いないですが、まずはこの金額を見て購入の判断を行う形になりますね

 

 

②過去製品の現行付け値との比較

 

次に過去製品(3,4セット購入平均単価)のフリマサイト販売金額から見ていきたいと思います

○ルカリの販売状況は 送料関税含む購入金額:おおよその販売金額:フリマ手数料差し引き利益 の順に

初期7セットバンドル → 28,000円:40,000円:6,400円
Year of the Rat → 5,000円:5,500円:▲700円(赤字)
International Women's Day → 6,000円:9,000円:1,500円
Thalia → 4,000円:5,200円:0円(orちょいだけ黒字)

初期7セットは販売ページが英語なこともあって購入方法が広く認知されておらず、International Women's Dayはそもそもの出品数が少なく、供給量の関係から高額になっていることがうかがえます

それ以外は単品購入するくらいであればフリマサイトからの購入が良く見えますし、利益目的での購入は失敗となっておりました

 

また、直近のイコリアにおけるボックストッパー確定も金額考察の参考に見てみたいと思います

同フリマサイトでも、トッパーのみ販売、トッパー抜き36パックが多く出品されておりましたが、以下の金額で取引されております

トッパー平均金額 → 2,500円
抜き36パック → 8,500円
合計 → 11,000円

もし今回のSummer Superdropもフェッチをイコリアトッパー同様に考えると、実は流通開始後、バンドルの金銭的価値が約17,000円と捉えれる状況になるかもしれません

 

もしそうなった場合収録セットそれぞれ送料関税込みで

Full Sleeves: The Tattoo Pack,The Path Not Traveled → 4,000円
Can You Feel with a Heart of Steel?,Mountain, Go,Ornithological Studies → 3,000円

となり、単品購入より安価に入手が可能となります

(おそらくtwitterで見てても人気なさげなPWセットはほぼ定価以下となるでしょう)

 

 

 

今回はバンドルでの購入者が多く、流通量の増加が伺えるため、非バンドルでの購入は慎重になった方がいいかもしれません

バンドルでの購入者もフェッチ以外で利益確保できるとタカを括らず、2/5で損益の可能性を考慮に入れた購買がいいかと思います

また、過去実績から利益追求での購入も高額フェッチを当てないと難しくなっていそうです

 

あくまで過去セットからの考察になりますが、以上になります

2019/12/14,15 The Last Sun 晴れトーナメントセンター

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「哀れな迷える魔道士よ。足は地についていても、手は届かない。そうだろう?」

 

〜神秘の論争〜

 

 

ハイ実に3ヶ月ぶりの投稿ということで、家庭のこともいろいろあってサボりすぎてました(言い訳)

いつぞや権利貰った表題の大会出て来たので、掻い摘んで振り返ってみたいと思います

 

 

●スタン

使用デッキ:ジェスカイファイアー

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成績:3-3-1

ぶっちゃけ一番練習せず勝てるデッキは何か考えたらコイツだった

スタンのトロン

特に言うことはない

 

 

●モダン

使用デッキ:青単マーフォーク

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成績:2-5

マーフォーク界の恥さらしです。稚魚からやり直してきます。

こっち(モダン)はいろいろ思うところがあったので反省点を考察してみたいと思います。

 

 

まず構築する際意識したメタデッキは

バーン、(G,エル)トロン、アミュレットタイタン、ウルザフード、感染、バント氷結

辺りでした。

そのうちバーン、バント氷結は普段からそこそこ勝率が良く、正直特別意識して無かったです

 

そして勝ち負けのデッキは以下の通り

勝ち:バーン、ジャンド

負け:ドルイドコン、バーン、ウルザフード、氷結バント×2

 

…見事に得意と謳ったデッキにボコされてます

ドルイドコンは構造的に厳しい、バーンはマリ祭り&相手ブン周りで瞬の殺だったので仕方が無いとして、

ウルザフードと、特に氷結バントに負けたのは(バイアルスタートできていない以外に)明確な理由がありました。

 

それはかの憎きオーコ…  では無く「神秘の論争(と金属の叱責)」です。

 

現在モダン環境はどのデッキがオーコ一番上手く扱えるか、オーコに対処or無視できるか選手権状態です。

オーコを含むPWはその優先権やりとりの特性上、着地してしまうと少なからずアドバンテージを取るため、一番の回答はカウンターとなります。

また、ウルザ、テフェリーなど他にも脅威となる当てどころは多いため神秘の論争が数多く採用されていました。

正直2週間前に関西の大会出た時は神秘の論争はメインサイド併せて1枚程度でしたが、今回当たった方にお伺いすると3〜4枚積まれていたとのことでした。

キャノピーランドが採用されるようになったこともあり土地をそこまで伸ばさない、そんなマーフォークにとってはほぼ1マナ確定カウンターとして機能してしまい、一番有効となる銀エラやキータイミングでのロードを打ち消されてしまいます。

メタデッキへの対処ばかり考えていて、環境による他のデッキ構築の変化とマーフォークへの影響を完全に見落としていました。

2ターン目の銀エラを全て打ち消されていては勝てる試合も勝てません。

 

しかし環境に併せてチューンが効くのがマーフォークのいいところ。

今回は環境からカウンターがなくなっていたため採用されていなかった、たまくつこと魂の洞窟の出番です。

次の試合がいつかは分かりませんが、たまくつ4枚を再度試験的に回していきたいと思います。

 

哀れな迷える魔導師とならぬよう、精進していきます。

 

 

 

 

 

あと晴れ大阪のメンバーで行った夜は最高でしたまる

2019/9/15 MCQモダン大阪

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「貴様の一つ目の過ちは、貴様が二つ目を犯せる程長く生きることを私が認めると思ったことだ。」――― ギタクシア派の学官、サルンヴァクス.

 

〜精神的つまづき〜

 

 

mtgまともにやり始めた頃には既に禁止でした

大阪MCQは見事につまづきましたが、なんとなくマーフォークでの現環境アプローチが見えてきました

結果と併せてご報告したいと思います

 

今回の参加デッキは青単マーフォークです

バイアルと併せると3ターン目に色マナで5マナ(分)出せるトロンの兄弟デッキです

リストは以下画像参照

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メタとして意識したの、サイドボードは上から順に

1.トロン→破棄者、妨害術師、儀礼拒否、反駁

2.バーン→呪文滑り、潮縛り、スネア

3.ジャンド→遺産、(稲妻多ければ)滑り、潮縛り、妨害術師、スネア、反駁

4.石鍛治→遺産、破棄者、妨害術師、スネア、反駁

5.ヴァラクート→滑り、潮縛り、妨害術師、アショク、反駁

サイドアウトはメロウ2-4、青ければ海4、否定の力0-2で大体事足ります

それぞれへのサイドの取り方は魚使い各々の好み出るかと思うのであくまでご参考程度に

最後の最後まで潮縛りを2→3、破棄者2→1にするか悩みましたが、直前のMCQ名古屋でドルイドコンボがそこそこ使用者が多い報告を見かけたので破棄者優先しました

 

以下結果

 

R1 エスパーメンター石鍛治⚪︎××

全ゲームマリガン&バイアル無しスタート

マーフォークもバイアル、銀エラ、海があるおかげで、マリガンにはそこそこ強いデッキだと思っています

しかしそこにハンデス食らうとマジでゲームにならない

既に不安が立ち込める

 

2R ドルイドコン ⚪︎××

一番踏んではいけないデッキ

海張れば勝てるところまで粘ったが引けず

ここで実質MCQは終わり

 

R3 Gトロン ⚪︎⚪︎

海が強い

サイド後は帳入ってくるので気をつけましょう

 

R4 タイタンシフト ⚪︎⚪︎

昔と違って否定の力が入って相性改善

タイタンだけは反芻以外どうしようもないので、反駁は使い所注意

こちらもサイドから帳が入ってくるので注意

 

R5 UW石鍛治 ⚪︎×⚪︎

ほぼバターをサーチしてくるので、先駆けのバウンスかペテン師で寝かせてテンポを取りましょう

この試合で意識するのは如何に瞬唱の除去使い回しを防ぐか

実は除去は(ほぼ)パス4枚のみなので、それさえ捌けば(使い回し防げば)サイズで上回ることも容易です

石鍛治をスネアできなくとも、瞬唱を打ち消すタイミングが必ずきます

(ちなみ負けた2G目は島渡れないのに渡ろうとして壊滅するガバプレイしました)

 

R6,7 バーン ⚪︎×⚪︎

今は致命的な焼尽の猛火が増えてます

スネアで捌きましょう

 

R8 ジャンド⚪︎⚪︎

サイド後はほぼ疫病生物入ってくるので、反駁当てたい(願望)

 

計6-2

 

 

初っ端負けて目は無くなりましたが、結果としてはこの環境でもマーフォークは十分にやっていけそうです

スネアはもう1枚増やしてもいいかもと思えるくらい強かったです

 

環境速度が遅く、フェアデッキが多いので、

・メロウの爆発力を活かす

・t緑や幻影の像などで逆にデッキ速度を高めてやる

・t赤、白等で除去などを加えて対フェアデッキ性能を上げる

などなど様々なアプローチがあると思います

 

皆さまのマーフォーク構築の一助になれば幸いです

 

 

あとMOMCQレガシーでマーフォーク使い若手の星、 Mタロさんが突破されました

レガシーでもマーフォークが強いことを見せつけていただきました

本当におめでとうございます

カマキリの乗り手

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カマキリの乗り手たちは、騎乗している乗用動物が自分たちに対して忠誠を持っていないことを理解している。何年も騎乗してきたカマキリでさえ、一瞬でも集中力を切らした騎乗者をためらいもなく食べてしまう。

 

〜カマキリの乗り手〜

 

 

 

マーフォークを使っていて感じるのは、これは騎乗者と乗用動物だけでなく、mtgにおける使い手とデッキにも同じことが言えそうです

 

ちなみにカマキリの乗り手はマーフォークvs人間の王道負けパターンですね

潮縛りさん温存してなかったら結構吐きそうになります

 

今回の投稿はマーフォーク使ってる方には当たり前のことばかり書いております

あしからず

 

 

 

 

 

今回は何年も騎乗してきたマーフォークに噛みつかれるタイミング、バイアルなし(バイアルの必要性)と、その他高額パーツ2種について環境に存在するデッキとの噛み合いから考えてみました

 

 

きっかけとなったのが、最近ツイッター等で「マーフォーク」で検索をかけると、

マーフォークは安さがウリだったのに、「魂の洞窟」、「FoN」、「バイアル」が必要なせいで高いよね

って意見が散見される中、本当にその3種の神器は必要なのか?と改めて考えさせられたためです

恐らく共通の意見が多いと思われる順に見ていきたいと思います

 

 

1. 魂の洞窟

これは多くのマーフォーク使いのデッキリストが物語ってくれている通り、現状必須パーツとは呼べないかと思います

 

理由としては、魂の洞窟のメリットである「①部族生物の多色化」と「②生物カウンターの否定」が活かしにくい環境だからです

 

①部族生物の多色化

マーフォークでも2色化が進んでおりますが、その2色化の理由として生物多色採用以外に、スペルの多色化が大きいです

そのため、スペルに色マナとして運用できない面で洞窟は必須となっておりません

 

②生物カウンターの否定

生物カウンターの否定については、マーフォークはバイアルのおかげでカウンターに強く、

環境に存在する人間、スピリット等もバイアルを使用するため、そもそも生物カウンターの採用が減っていることが挙げられます

 

以上2点から、現状では必須とは言えないレベルになっていると考えています

ただ、スネア、マナリーク、青命令は今でもそこそこ見かけるため、今後ジャンドが隆盛すればさらに万能カウンターが増え、洞窟の重要性が上がることも想定されます

 

 

2.否定の力(FoN)

最近のマーフォークで4枚積みのリストが多く、外から見たら必須パーツという印象が強いカードかと思います

 

ここからは個人の使用感からの感想になりますが、FoN採用のメリットは「①一部のデッキ相性改善」、「②構築の多角化」だと考えています

 

①デッキ相性の改善

マーフォークが過去から苦手なデッキ(カード)として、

全体除去、罠の橋を(サイド含め)積んでいるデッキ

マーフォークのヘイトベア(霧の呼び手、ペテン師、先駆け、潮縛り)で妨害できない、かつ1,2ターン目がキーとなるコンボデッキ

がありました

 

全体除去、罠の橋についてはそのままですが、展開とケアを両立できるようになりました

 

苦手としてしたコンボデッキの例としてはアミュレットタイタン、鱗親和等です

これらのデッキは1ターン目にキーとなる置物を置かれると、妨害の手段なくやられることが多かったです

しかし、FoNが入ったことにより耐性が付きました

 

また、もともと霧の呼び手や先駆けで妨害はできていたグリショールがロンドンマリガンに合わせ数を見かけるようになったのにも追い風です

 

コンボデッキだけでなく、ドレッジやバイアルを採用している部族デッキ相手でも、甘いキープを咎めれるようになりました

 

②構築の多角(鋭角)化

マーフォークは対戦相手によって劇的に刺さるカード、腐るカードが変わります

そのため、これまでメインは丸い構築をされることが多かったのですが最近のリストは尖ったカードの採用が増えております

 

その理由が水底の生術師とFoNの出現です

FoNは尖っているが故に腐っているカードをピッチコストに再利用することができます

具体的なカードとしては、ほぼ潮流の先駆けです

以前のマーフォークでは潮流の先駆けは相手によって有用性の幅が広く、サイドに積むにはよりクリティカルな潮縛りがいることもあり、あまり見かけないカードでした

しかし、潮流の先駆けが腐る相手(生物少数)に対してはFoNが効くため、どちらも尖ったカードであるにも関わらず、メインに両立することができるようになりました

併せて水底の生術師のルーティングにより、デッキ内に尖ったカードを採用していてもほぼ腐らせることなく運用できます

 

①,②とFoNのいいことばかり記載しておりましたが、必須かと言うと私はそう考えておりません

・キーカードを2枚引かれていたら効果激減

・ピッチで撃つ際にはハンドアドバンテージのロスが痛い

・尖ったカードの引きが噛み合わなければ、何もできず負けてしまう

・選択肢が多く、キープ基準含めデッキそのものの使用難度UP

とデメリットも非常に多く、特に必須カード有無の検討している段階の方には、元より丸い構築をした方が圧倒的にお勧めできます

そのため、個人的には初期構築では必須だと考えておりません

 

 

 

 

 

 

…全然バイアルの話題にたどり着いてないですが、長くなったため一旦切ります

最近サボり気味でしたが、来月中くらいに続きUPできれば嬉しいです

モダンMCQの開始に伴い、マーフォークでモダン参入される方が少しでも増えれば幸いです

モダンマーフォークにおけるキャノピーランド採用枚数

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木々が地底深くから吸い上げた水が広大な森林を満たしている。

 

〜冠水樹林帯〜

 

 

 

モダンホライゾンの発売によって、全ての種類のマーフォークが手に入れた1番の武器は間違いなくキャノピーランドでしょう

 

だだ投入枚数を増やすと、初手に来る確率が上がり、かなりのダメージを負う

ネットでも投入枚数についてはまだまだ定まっていないこともあり、自分なりに投入枚数を考えてみました

 

 

●キャノピーランドの良化条件(個人の主観含)

①土地1,2枚目に使わなくて済む、許容ラインは確率10%前後

②5枚目以降は1枚以上引きたい

 

●検討内容

あゝ考えるの面倒クセェ〜^ ^

って事で、とりあえず初手7枚内約の確率出しました

 

土地枚数は20枚を仮定

土地枚数が0,5,6,7および土地1かつバイアルなしはマリガンで青塗り

1ターン目からキャノピーランドを使用しなくてはならない場合は赤塗り

2ターン目からキャノピーランドを使用しなくてはならない場合は黄色塗り

 

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(作った当時はキャノピーランド→ホライゾンランドって呼んでたのでHL表記です)

誰かに見せるつもりで作ったグラフじゃないので、見にくいとかのクレームは受け付けていません

 

結論としては

マリガン基準内 : 18.61%

キャノピーランド採用枚数毎の1,2ターン目設置確率はそれぞれ

1枚:3.72%

2枚:7.71%

3枚:11.92%

4枚:16.40%

 

思ったより高いですね

 

 

土地5枚目までにキャノピーランドを1枚以上引きたい場合の投入期待値枚数は6枚以上なので①の結果と併せると問題外

 

 

●結論

個人的な許容ライン(確率10%)前後から見ると、3枚程度の採用に落ち着きそうです

 

バーンがいなくなれば4枚採用も検討しますが、当分そんな日は来なさそうです

 

だだ青赤や青緑マーフォークだと、2色土地なことがバリューアップになるので4枚採用でもいいかもしれません

 

 

皆さんのキャノピーランド採用枚数判断の一助になれば幸いです

2019/5/19 MMMチームモダン

力に惹かれ、征服に満たされる。

 

〜呪詛の寄生虫

 

 

 

マーフォークに入れたら呪文滑りみたいに活躍するのではないかと思ったがそんなことはなかったぜ

 

昨日は初のチームモダンに出てきました

正直チームの他メンバーが強いため、完全に寄生虫枠でしたがw

幸いなことにチームメンバーが親和とデスシャドウで、部族使い(人間やスピリット)がいなかったため、ほぼ純正(一部カウンターのみ変更)で戦うことができました

 

リストはしたの画像になります

たまくつ4枚、ほぼ肉で構成されたアグロ型マーフォークです

不器用な自分にはクロパ型は真価を引き出せきれませんでしたw

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本来であればサイドの統一された意志の1枚→呪文嵌め1枚の予定でしたが、他のデッキとの兼ね合いで入れれませんでした

 

参加に当たっては、メインの敏捷な妨害術師とサイドのアショクの試運転を意識しました

妨害術師の枠はカウンターではダメだったかを特に注視しています

 

 

R1 バーン後手 ×⚪︎⚪︎ チーム⚪︎

早速ダブマリで1戦目落とすも、呪文滑りと潮縛りで嵌めて勝利

妨害術師は渋面の溶岩術師の2点飛ばしを打ち消して微活躍 1ターン目出てきた術師の対応はカウンターにはできない仕事だった

 

R2 感染後手×⚪︎× チーム⚪︎

またもやダブマリスタートから瞬の殺

呪文滑りを引けないと対抗手段がなさすぎる

カンパニーが減ったから腹わた撃ちもサイドに取ってないし、前以上に不利になったと感じた

サイドから爆薬を投入されていたので、妨害術師はタイミングが合えば活躍できたかも?

 

R3 バーン後手⚪︎⚪︎ チーム×

こちらバイアル後に相手が大歓楽の幻霊

この時点でかなり有利になったが、なかなか肉引かず

生術師のルーティングでハンド改善して辛うじて勝利

生術師の偉さを改めて認識

 

R4 WUコン後手⚪︎⚪︎ チーム⚪︎

敏捷な妨害術師、アショク、ついでにタッサがそれぞれ大活躍

敏捷な妨害術師は単純にPWのマイナスを打ち消し、かつこちらのリソースは減らさない

アショクは相手の奇跡積み込みを防ぎながら瞬唱を無力化

タッサは呪い捕らえと組み合わせることで、タッサが除去の対象に取られた際に呪い捕らえをサクることで信心未達成になり対象不適正化

などなど、今回の試運転目的をそれぞれ達成してくれました

 

5R Rプリズン後手×⚪︎⚪︎ チーム⚪︎

1ゲーム目は気付けば罠橋GG

2,3ゲーム目は罠橋を綺麗にカウンターで防ぎ勝利

妨害術師は引けなかったが、新カーンのマイナス能力に合わせられればほぼ勝ちが見えそう

ただカウンターであればカーンそのものを打ち消せるという説もある

 

6R ドレッジ先手×× チーム×

妨害術師のために波使いを抜いたのが響いた

サイドの墓地対策を少し減らしていたこともあり、順当な結果

多分妨害術師の活躍の場は薄い(ただしカウンターもほぼない)

 

個人4-2

チーム4-2

 

個人としては落とすところは落とすべくして落とした感じ

他のチームメイトも5-1,4-2と良い戦績だったが、勝ち負けのタイミングが噛み合わずに賞品獲得ならず

 

敏捷な妨害術師の感想としては

カウンターの方が有用な場面もあったが、どんなデッキ相手でも当てどころがあり、とにかく非常に丸い

シングルシンボルのため、たまくつと問題なく両立が可能

アグロ型だと序盤から圧がかかるため、PWがマイナスから入りやすく、それで打ち消せばほぼ勝ちが見える

 

とりあえずこのリストの感触は良かったので、当面これをベースに試してみます

灯争大戦後のモダンマーフォークについて

 

オクドクは、同じ悪忌の呪いの言葉と、同じ悪臭の材料と、同じ下品なしぐさと、あらゆる事柄をやってみた。しかし、誰一人死ぬものはいなかった。

 

〜押しつぶし〜

 

 

 

マーフォークは爆発域で死にまくりです

灯争大戦がリリースされたことにより、マーフォークが得るものもありましたが、向かい風となる要素もありました

その中でも大きなものが「爆発域」と「大いなる創造者、カーン」です

今回はその2枚がマーフォークに与えた影響と、対抗策について見ていきたいと思います

 

・爆発域

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爆薬系が土地になりました

これまでも爆薬系はマーフォークへの対抗策としてサイドボードから頻繁に投入、主にX=2で使用されるカードでした

この爆発域をマーフォーク視点で見た際、アーティファクトの爆薬と比較して異なる特徴が大きく3点あります

 

1.メインから投入される

コントロールにとっては土地が万能パーマネント除去を兼ねてくれるのは願ったり叶ったりです

これまでサイドからの投入対策していたのが通用しなくなります

 

2.カウンターの調整が容易である

サイドから投入されることが多かった、仕組まれた爆薬等は一度手札からキャストされれば増殖等されない限り、カウンター数は固定でした

しかし、爆発域はマナを注ぎ込むことでカウンター数を増やせるため、乗っているカウンター数以外のパーマネントを展開しても合わせに来られます

 

3.土地である

スペルでなくなったことにより、カウンターができなくなりました

また、土地サーチで持ってきたり、墓地の土地再利用スペルで使い回されます

しかし、海の要求、広がりゆく海で無力化できるようになったことは数少ない利点かもしれません

ただ、トロンなど元々潰したい土地が多いデッキ相手では、的を絞りにくくなってしまいました

 

・大いなる創造者、カーン

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ただただ、-2能力でサイドから罠橋、爆薬持って来られるのが辛いの一言につきます

前述の爆発域のせいでカウンターの有用性が下がるにも関わらず、カーンをカウンターしないとほぼ積みのカードを引っ張ってこられます

 

 

そんな2枚に対抗でき、メインから採用されうるカードがないか検討していて目についたのが、「押しつぶし」です。

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爆発域に対しては、相手は3マナと土地-1、こちらは2マナのみでハンドも減らず、アドバンテージを失っていません

また、カーンに対してはサーチを1度でも阻害できれば、忠誠度3は次のターンでほぼ落とせます

ついでではありますが、トップメタのトロンのサーチ、忘却石など起動型能力を阻害できるため、優位性の向上が見込めました

一般的なモダンのデッキもフェッチランドを採用しているため、メインから採用しても臭ることの少ない良カードでした

 

しかし、環境同トップメタの人間に対してはバイアルの起動や地平線の梢のドローくらいにしか当てどころがなく、本来マーフォーク相手に腐りやすい帆蛸のハンデスのいい的でした

また、イゼフェニに対しても本当にフェッチくらいしか当てどころがなく、メインから大きく有用かと言うと疑問の余地がありました

 

 

そんな問題を解決できる、更なる丸さを持っているのが「敏捷な妨害術師」でした

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使用用途は主にサイクリングによる擬似カウンター扱いです

押しつぶしに比べると1マナ重くなりましたが、爆発域やカーンの起動には間に合うマナコスト

 

そして人間に対しては帆蛸のハンデスに引っかからず、現在マーフォークが一番辛い拘留代理人のETB誘発型能力を打ち消すことが可能なため、ETBが多い対人間への回答も兼ねています

フェニックスに対してはフェニックスの墓地から戦場への復帰誘発型能力、氷の中の存在が変身に伴う変異誘発型能力と、ペテン師に大きく頼っていたウェイト分散になります

 

環境全般的な部分では

フェッチランド等の起動型能力も引き続き大きなアドバンテージ差をつけて打ち消します

また、サイクリングで打ち消すため、マーフォーク相手に腐りやすいカウンターの的にもなりません

多くの青デッキに採用されている瞬唱のETB誘発能力も打ち消せます

1,2色デッキに多く採用されている廃墟の地などの土地破壊に合わせられれば、変わり谷を守りつつ土地とハンドのアドバンテージ差をつけることが可能です

 

最悪でも3/3/1飛行瞬足とクリーチャーとして最低限のスペックを備えており、バイアルの現事実的なカウンター数で出せるマナコストです

 

 

まだ試用中ではありますが、マーフォークの丸さを維持できる非常に有用なスペル(ほぼクリーチャーではない)です

皆さまも新環境のお供に、敏捷な妨害術師はいかがでしょうか