スタンマーフォークについて
「俺が一人だと思ったか?森と川とが俺に味方する。こちらが多勢だ。」
〜深根の精鋭〜
最近スタンでマーフォークが使えるようになったことで、モダン、レガシーのマーフォーク使いでスタンに興味を持った方も多いかと思います
そんな訳で現環境のスタンマーフォークを見ていきたいと思います
この前書いたのの逆ですね 分かります
また、アリーナで初期に貰えるデッキの中でも比較的強力なこともあり、初心者で使われている方も多いかと思います
そういった方のご参加にもなれば幸いです
精鋭さんのおっしゃるとおり、森と川(島)を味方に付け、2色で組まれることが多いのが今のスタンマーフォークです
青単や緑単でも組まないことはないですが、どうしてもパワーが低かったり、マーフォークシナジーが薄く、マーフォークと分類するに怪しいので割愛します
そんな今のスタンマーフォークには大きく分けて2種類の型(とミックス型)があります
① マーフォークの能力、カウンターを活かしたインスタント行動による対応特化型
②マーフォークを並べることによる、「面」と「点」での攻めに特化した型
それぞれの構成について見ていきたいと思います
① 対応行動型
↓サンプルリスト
クリーチャー:28
4:《クメーナの語り部/Kumena's Speaker》
4:《水底の生術師/Benthic Biomancer》
4:《マーフォークのペテン師/Merfolk Trickster》
4:《マーフォークの霧縛り/Merfolk Mistbinder》
4:《銀エラの達人/Silvergill Adept》
2:《水罠織り/Watertrap Weaver》
4:《オラーズカの暴君、クメーナ/Kumena, Tyrant of Orazca》
2:《俊敏な番人/Swift Warden》
呪文:10
4:《呪文貫き/Spell Pierce》
2:《魔術師の反駁/Wizard's Retort》
4:《孵化+不和/Incubation+Incongruity》
土地:22
6:《島/Island》
4:《森/Forest》
4:《内陸の湾港/Hinterland Harbor》
4:《繁殖池/Breeding Pool》
4:《手付かずの領土/Unclaimed Territory》
サイドボード:15
2:《俊敏な番人/Swift Warden》
2:《大嵐呼び/Tempest Caller》
3:《否認/Negate》
2:《本質の散乱/Essence Scatter》
2:《押し潰す梢/Crushing Canopy》
2:《形成師の聖域/Shapers' Sanctuary》
2:《深根の水域/Deeproot Waters》
サンプルリストは私がRPTQで使用した型です
昔のマーフォークが得意としていたクロックパーミッションに近いのがこの型となります
②との一番目立つ違いとしては俊敏な番人、カウンターまたは潜水が多く採用されていること
深根の精鋭がほぼ非採用、深根の水域がメインは少数またはサイドのみという構成になっております
基本的には相手の行動に合わせ、ペテン師、番人でクロックを展開しながら相手の行動を阻害、またはバットリでアドを稼ぎます
また、マーフォークは全除去という食らうと致命的なカードがあるため、こちらから大振りな動きは避け、キーとなるカードをカウンターで弾きます
とても線が細く、判断ミスが即敗北に繋がるデッキですが、非常に対応力が高いため使い手の力量次第で、青赤ドレイクを始め、様々なtiar1デッキと戦える構成となっております
②攻めに特化した型
サンプルリストは某オラーズカの秘宝(太陽)なお店から拝借させていただきました
打って変ってこちらは深根の精鋭&水域パッケージをフル採用
メインで行動、マーフォークが着地した際の能力誘発シナジーを活かした型になります
4ターン目までのプレッシャー力の低さと、毎ターン大振りにメインで動く隙の大きさを除けば①より爆発力、継続戦闘性に優れます
深根の水域のおかげで横に並べる「面」の攻めを得意とし、深根の精鋭で呪禁トークンを「点」で強化することも可能です
また、クメーナの能力を使いやすいのもこの型になります
こちらは盤面を作りあげれば強力なものの、特にキーとなる深根の水域を引けなかったり、カウンターされると途端に継続戦闘力、爆発性が落ちるのが難点です
またコカートリの儀仗兵でほぼ積みます
どちらもマーフォークらしい、使っていて非常に楽しいデッキです
今のスタンはモダンのように相性差が大きいため、どんなデッキでも活躍するチャンスがあります
普段レガシー、モダンでマーフォークを使われており、MF京都に参加される方はスタンでもマーフォークいかがでしょうか
マーフォークが選択肢の1つに上がれば幸いです