伝説のマーフォーク考察 その①〜共通事項とタッサ様〜
タッサ様に抵抗することは、潮が満ちることを止めようとするようなものである。
〜タッサの拒絶〜
新年明けましておめでとうございます
今年も宜しくお願いいたします
特にマーフォーク使いの方々は引き続き情報交換でお世話になります
タイトルの通り、これから(気が向いた時にでも)伝説のマーフォークについて実使用経験を元に紹介、考察していきたいと思います
☆伝説のマーフォーク共通事項
マーフォークは多くの伝説のクリーチャーが存在しており、それぞれ強力で特異な能力を持っています
しかし、私は基本的にデッキ内に入れる伝説のマーフォークは1枚、多くても2枚刺しを推奨しています
伝説のパーマネントの特徴である、2枚来た時に展開できないリスクはどのデッキでも同じですが、マーフォークは特にそもそも除去されにくく、【カードを展開できないデメリット】>【そのカードのメリット】なデッキです
他のモダンで採用されている伝説のパーマネントを挙げると
PW:リリアナ、ジェイス、テフェリーなどは1枚目が除去されていなければ勝利が見え、仮に退場しうる、されうるのであれば第2,3波をすぐに投入したい(ハンドに温存しておきたい)
クリーチャー:サリアは除去の優先対象かつ2,3波をすぐに送り込みたいため、ハンドでダブつきにくいです
その他:金属モックスは初手に来た時の爆発力がデメリットを上回ります
しかし、マーフォークの伝説のクリーチャーは強力ではありますが、多くの対戦相手にとって除去の優先対象はロードになり、除去されにくい傾向があります
また、マーフォークの目的遂行に必須ではなく、除去された後にすぐに同じカードを投入する必須性はありません
また副次効果ではありますが、発揮する効果の印象が強いため1枚しか入っていないにも関わらず、サイドボードで対策を取られることで相手のデッキを歪めることがあります
と書いてはみたものの、具体的なカードを挙げないと分かりにくい部分が大きいかと思いますので早速見ていきましょう
映えある第1回は「海の神、タッサ(様)」です
さっそくマーフォークではないですね、分かります
●カードの能力
お見せした方が早いですねご確認ください
●マーフォークにおける採用理由
大きく分けて3点あると考えています
1.そもそものカードパワーが高い
マーフォークはシナジーのデッキですが、タッサも信心というシナジーありきで「3マナ5/5,破壊不能,アンブロ化,毎ターン占術」と能力お化けになります
当時スタンでトップメタであった理由が理解できる強さです
2.デッキ内他カードのバリューアップ
前述の通りマーフォークはシナジーのデッキです
アトランティスの王は単純な1枚のカードパワーで見ると2マナ2/2のクリーチャーで、点数で見ると10点満点中2点がいいところでしょう
しかし、デッキのほとんどのカードがマーフォークであることによりロードとしての価値を発揮し、6点に
広がりゆく海を4積する事で、アンブロ付与の価値を発揮しやすくなることにより8点のカードになっています
これに加え、波使いとタッサを採用していれば、ダブルシンボルであることが活かせ、9点のカードになります
タッサを採用することでマーフォークに入っているクリーチャーのシンボルの濃さがメリットになり、広がりゆく海についても島渡りサポート、マナ拘束以外にも信心貢献の価値を発揮します
3.戦略に合致したドローの良化、安定化
キャントリップ考察でも話しましたが、マーフォークは安定したドローができず、ハンドの良化を図りにくいデッキです
ハンドの良化としてよくタッサの比較対象として出されるのが僧院の包囲です
確かに僧院の包囲はハンドの良化としてはタッサより効果が大きいですが、マーフォークのアグロとしての目的遂行の速度を落としてしまいます
しかし、タッサはデッキの戦略、目的遂行を速度を落とすことなく、毎ターン占術できることが大きいです
イラストアドバンテージも高く、お守りにもなるタッサ様
皆さんも是非検討してみてください