モダンマーフォークにおける1マナキャントリップ① 〜採用理由〜
心と心の間を読まなければならないこともあるんだ。
〜のぞき見〜
7月に参加したMMMからモダンマーフォークにおける1マナキャントリップの重要性を謳っています
一般的なモダン(及びレガシー)マーフォークではドロースペルが入っていないことが多いです
その代わり、ピアスなどの各種カウンターまたは四肢切断などの除去が組み込まれています
そんな中、何故「1マナ」キャントリップが光るのか
採用理由や検討カードと共にご紹介したいと思います
☆採用理由について
1マナキャントリップの役割として
①滑油材
②デッキの丸型化
③+アルファ
があると考えています
①油材滑
アグロという分類の中で、マーフォークデッキの特徴とは何でしょうか?
海によるアンブロ、ロードの打点、呪い捉え及びバイアルによる対コントロール性、銀エラなどの継続戦闘性etc…
色々ありますが、総じて一言で言うなれば「丸い」ことだと私は考えています
トップメタの
土地コンボには海
墓地利用含むアグロにはサイズ、ペテン師
コントロールにはバイアル、捉え、瞬足
メインから絶望する相手が本当に少ないです
最低でも2枚ほどロードを引ければ、マーフォークは相手が嫌がる「強い」アクションができています
ではマーフォークの「弱い」アクションとは何でしょうか
マナフラ、引ければ勝ちのキーカードが引けない…などなどありますが
多くのマーフォーク使いの方が感じていることとして、1ターン目のノーアクションが最高に弱いです
バイアルなしのマーフォークはマナを余らせている余裕はありません
また、呪い捉えによる妨害もバイアルによる擬似マナ加速も無しでは、ハンドが相当整ってないとそもそも勝てないです
しかし1マナ8枚が初手にある確率は「65%」と思った以上に高くありません
そこで滑油材1マナキャントリップの登場です
一般的なマーフォークの1マナ呪文は呪い捉えとバイアル2種8枚、仮にキャントリップを2枚投入すれば能動的に動ける1マナ呪文は10枚になります
その時、初手に1マナ呪文がある確率は「75%」まで上がります
もちろんさらに枚数を増やせば引く確率は上がりますが、4枚投入しても「80%」と確率の伸びは落ちますので個人的には2枚に留めてます
また前述のようにマーフォークは土地が少ないこともあり、あまりマナを余らせたくありません
1ターン目に唱える形でなくとも、展開途中の余った1マナで唱えれれば十分役割を果たします
②デッキの丸型化
前述した通り、本来キャントリップ枠にはカウンターか除去が入ってます
しかしそれらのカードはマーフォークの強さである丸さに繋がるのでしょうか
今のトップメタ相手に考えると
カウンター→カウンターの種類にもよりますが、5c人間やそもそも唱えない墓地利用相手だとイマイチ
除去→上記同様墓地利用やコントロール相手ではイマイチ
ではマーフォークがどんな相手に引いても嬉しいカードは何か
それは肉(マーフォーク)ですね
1マナキャントリップの種類によってかなりの確率で肉を引けます
1枚のカードの強さが2(弱い)または8(強い)に変動するのであれば、実質肉であるマーフォーク6(いつ引いても使える)に変わるキャントリップの方が安定した強さを出せます
実際尖ったカードを入れるのはサイドボードの役割です
(入れる隙間があるかは別として)
そういった安定した強さを出すために、肉に変わるキャントリップは適していると考えています
③+アルファ
実際キャントリップとして入るカードには1ドローだけでなく付加価値があります
検討候補、効果は次の投稿で触れるとして、それらはマーフォークに非常に適しているものが多いです
その効果と上の2点から、私はメインボードにおけるキャントリップスペルを採用しています
その②に続く(のか…?)