伝説のマーフォーク考察 その②〜波を司る者、コパラ〜
「お前たちが自分のことを知っている以上に、私は水のことを知っているのだ。」
波を司る者、コパラ
非常に好きなフレーバーテキストで、この一文にはモダンの真髄が書かれてると思います
今回ご紹介、考察するのは「波を司る者、コパラ」です
恐らく多くのマーフォーク使いの方が考察記事、ブログを挙げられており、被る部分が多いかと思いますがよろしくお願いいたします。
まずはコパラの能力から
ざっくり言うと、自軍のマーフォークを相手の呪文、能力から守る能力です
同じ役割で競合となるのは「大いなる玻璃紡ぎ、綺羅」です
今回はコパラを綺羅との比較から見ていきたいと思います
まず綺羅との比較ですが、まず攻めの面でコパラはマーフォークであるという点が大きく評価されます
マーフォークは盤面制圧やアド差を広げていくデッキではないため、可及的速やかに相手を撲殺する必要があります
守る能力を持っていても時間がかかるとどうしても不利な方に進んでいくアーキタイプです
そんな中で、クロックを守りつつ自身がクロックに大きく貢献できる、キルターンを1,2ターン早めれるメリットは大きいです
対戦相手が全除去を積んでくるようであれば綺羅でも流されるので、よりクロック力があるコパラの方が丸いかもしれません
次に守りの面についてですが、綺羅の方が1度は必ず呪文、能力を打ち消してくれるので、多くの場合、守る能力は綺羅の方が上です
ではコパラの方が守る能力を発揮する、または綺羅に近い条件を発揮できるのはいつか?
それは①能力を複数回使用して除去してくる時、②対象を取られることそのものがデメリットになる時、③相手の除去が重い時です
①マーフォークにとって絶望の対象、歩行バリスタ。これが一発発射するのに2マナかかるので、コパラを除去するのに4マナ、ロードが1体でもいれば6マナに登ります
②主に幻影の像になりますが、綺羅と違い対象に取られることそのものを防ぐことができるため、幻影の像のデメリットを軽減することが可能です
③マーフォークが苦手なコラガンの命令に対して5マナ要求、同様にマナが必要になる条件として瞬唱のFBも鈍化することが可能です
と、ありきたりのことを綴りましたがコパラ採用一考の助けになれば幸いです
またコパラ使用の際の注意事項として、誘発型能力には効果が及びません
つまりクリーチャーCIPでの除去や忘却の輪系には無力です
そこは確実に綺羅に劣る点かと思います
マーフォークでコイツらを相手にする際の注意事項ですが、
キャストの際はスタックで他のマーフォークを除去すれば問題ないのですが、バイアルから出てくると除去挟むタイミングがありません
バイアル3起動されたらスタックで除去しましょう
また、変わり谷が土地の間は加護を受けていないのですが、クリーチャーになると能力の対象になります
意外とみなさんミスしてくれますのでご注意を…
(H31/2/12 皆様のアドバイスご指摘をいただき追記修正)